マンガ×マーケティングの成功のポイントは、「親和性」にあります。サービス・商品のターゲットと作品の読者層の合致、また作品の世界観との親和性も重要な要素です。
そのなかで女性が主人公の「女子マンガ」は、女性から支持されている作品が多く、マンガの持つチカラ“訴求力・伝達力・共感力”を活用して、女性にアプローチしたい場合には、ぜひ検討したいジャンルと言えるでしょう。
本ページでは、特に女性からの“共感度”が高く、マーケティング活用におすすめの女子マンガ3作品を、コラボ事例とともにご紹介します。
親和性キーワード ♯働く女性 ♯共働き ♯育児 / ♯食品
シリーズ累計450万部を超える人気作品で、実写ドラマも大ヒットを記録した認知度抜群の『逃げるは恥だが役に立つ』。30代の女性を中心に、大人の女性から支持される同作とコラボレーションしたのは、人気商品「明治チューブでバター1/3」です。
この事例では、原作者の海野つなみ先生によるオリジナルストーリーをはじめ、他のマンガ家による書き下ろしマンガ計10作品を特設サイトにて公開。オリジナルレシピを紹介したスペシャルコラボムービーは、10万回以上の再生を記録するなど、SNS上でも大きな話題となりました。
親和性キーワード ♯アラサー ♯アラフォー/♯医薬品 ♯生活用品
シリーズ累計500万部を突破し、実写ドラマ化も大好評を博した『タラレバ娘』。アラサー未婚女子が主人公とあって、同世代を中心に幅広い女性から愛されている人気作です。また作者の東村アキコ先生の描くキャラクターは、女性からの“共感度”が高く、感情移入しやすいことも特徴のひとつと言えるでしょう。
解熱鎮痛薬「バファリン」とコラボレーションした本事例では、オリジナルのコラボマンガ「頭痛タラレバ娘」(全3話)とオリジナルLINEスタンプ(全16種)を展開。作品ファンを中心に、大きな話題となりました。(※このキャンペーンは終了しました。)
親和性キーワード ♯青春 ♯かるた(和)/♯地域活性化 ♯菓子 ♯ヘルスケア
累計発行部数2700万部を突破! 競技かるたの世界を舞台にした少女マンガ『ちはやふる』は、アニメ化や実写映画化もされた、末次由紀先生作の超人気マンガです。読者層も幅広く、男性ファンが多いことも特徴のひとつです。
東京都府中市とコラボレーションした経緯は、府中市がマンガの舞台となっており、街の風景がたびたび作品に登場することから、ファンの間で“聖地”のひとつとなっていたから。その親和性の高さから、本コラボでは、複製原画の展示イベント、デザインマンホールの設置、全5種類のイラストステッカーを集めるイベントを実施することにより、マンガを通じて、府中市の魅力を訴求することに成功しました。
(左)デザインマンホール、(右)イラストステッカー © 末次由紀/講談社
ターゲット(作品の読者層)や作品の世界観など、「親和性」の有無を見極めることで、女性の心に深くアプローチできるのが「女子マンガ」の強みです。ほかにもさまざまな作品がありますので、ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。